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自分を傷つけないために【割り切る】

2017.12.21

過去の「トラウマ(とみなさんおっしゃいます)」からなかなか抜け出られない方は多いです。

 

また同様の理由で、職場や学校で「友だちが出来ないことへの悩み」をずっとお持ちの方も多いです。

 

今回はより幸せになるための考え方として、【割り切る】というテクニックをお教えします。

 

自分の範囲なのかどうかもっと考える

本質的な話をすると、これに尽きます。

 

【その問題はあなたが解決しないといけないことなのかどうか】

 

ということです。

 

例えば、発達障害のためにコミュニケーションをうまく取ることが出来ず、職場や学校で友だちが出来ないこともあるでしょう。
もちろん波長が合う親友が見つかる可能性もありますが、可能性としてはどちらが高いかというと、前者「職場や学校では、親しい人間関係が築けない場合」の方が圧倒的に多いです。

 

ですが、それは決してあなた(やお子さん)が悪いのではありません。
なぜなら少なくともあなた自身、相手を傷つけようと思って関わっているわけではないからです。

 

ですが結果的に相手を傷つけたり、不快な気分にさせることもあるかもしれません。

 

しかし悪意がない中で、最大限やった結果がそうなだけであなたはベストを尽くしたはずです。

 

あなたとしてはベストを尽くしたのであれば、そこに対して思い悩む必要はありません。
なぜならそれはあなたの出来る範囲を超えているからです。

 

まずはそのことがあなたの出来る範囲内にあるのかどうか、明確に線引をしていきましょう。

 

目的を間違えない

職場は決して友だちを作りに行くところではありません。
学校も本来は友だちを作ることを学ぶ場だったのかもしれませんが、発達障害の方にとっては、それは二の次の話になります。

 

少し補足をすると、学校では【友だちの作り方】を教えてくれません。ということは自然に身につくと思われているということです。曖昧な状態が苦手な発達の方にとって、それは非常に高いハードルです。
ですので、無理に学校で友だちを作る必要はないと、私はお伝えしています。

 

割り切る

ここで割り切るという考え方が出てきます。

 

無理に職場や学校で友だちを作る必要はありません。もちろん出来るに越したことはないですが、
職場→仕事をするところ
学校→学問を学ぶところ

 

です。そして発達障害の方は得てしてコミュニケーションについてぎこちないところや不器用なところがあります。
そこを無理に頑張る必要はありません。

 

どうしても欲しければ、同じ趣味の仲間とネットで繋がったり(実際会うと難しいこともあります)と目的が同じ相手と繋がれば、比較的気は楽なはずです。

 

一方で、同じだからと言って「発達障害の会」等に行きますと、お互いにコミュニケーションの困難さを抱えていますので、余計ストレスを感じる可能性があります。

 

さて、話を戻します。

 

職場や学校で、相手の方から嫌われたり、苦手意識を持たれるのは、こちらから積極的に近寄って行く時に一番リスクが高いです。
もちろん得られるリターンはあるかもしれませんが、リスク以上に得られるかと問われると、正直難しいのではないかと考えています。

 

これが【割り切る】ということです。
つまり、リスクが高いところに行き、玉砕する可能性があるくらいなら、近寄らず、職場には仕事以上のものを、学校には学ぶ以上のことを求めないということです。

 

自分には苦手なことがあり、周りと同じことが出来ないと思い悩むくらいなら、上記のように考え、割り切り、「自分はこれ以上傷つかないために、あえて近づかない」というのも選択肢の1つです。

 

出来ないことに思い悩むより、すっぱり割り切る方が精神安定上も楽なはずです。

 

まずは、その場の本来の目的を思い出し、それ以上のことは全ておまけであり、得られたらラッキー、そうでなくて当たり前と割り切っていくように考えると、周りと比べることも減り、しんどくなくなりますよ。