発達障害と適応障害、そして臨界期
精神科医が推薦するADHD克服カウンセラー舩曳です。
発達障害、特に不登校や引きこもり、就職が定着しないなど、適応障害を併発している場合、どのあたりに臨界期があるのか、経験則も踏まえて、お話したいと思います。
発達障害と適応障害
おそらくほとんどの発達障害の子は最初、精神科や心療内科で
「適応障害」
という診断名を付けられることが多いようです。
具体的には
・不登校→適応障害
・引きこもり→適応障害
・職場でのうつ→適応障害
と社会生活上、不適応を起こしている場合は一旦
「適応障害」
と診断され、その後、精査されていきます。ちなみに適応障害は、
「適応出来ていない症状」
を指すのであって、何か明確な障害という意味ではないらしい(医者以外なので断定はしちゃいけない決まりです)ので、その点誤解がないようお願いします。
「心理面接」
「心理検査」
「保護者からのヒアリング」
など、総合的に診断基準に照らし合わせて、最終的な診断名が付きます。
体感レベルですが、適応障害の背景に、もちろん程度差はありますが、7割くらいは発達障害を背景にお持ちの方が居るように感じています。
自覚がある方もない方も居られますが、治療という点では、
・自覚がある
・性格が素直である
方の方がカウンセリングの予後はいいように感じます。
発達障害背景の適応障害、臨界期
臨界期とは、
「このタイミングを逃したら、変容が難しくなる限界の時期」
です。
元々は鳥のひなが親の後をついてまわるインプリンティングの期間が、生後2,3日と言われていたことから、
「適切な学習が行われるためには臨界期がある」
という研究から出発しています。
転じて、ヒトにおいても、言語の習得、絶対音感、社会性やストレスへの適切な対応能力の獲得など、幼若期で習得することが不可欠な学習が存在するという説です。
発達障害の場合は、
「融通の効かなさ」
=固さ
なので、その子のペースが確立するまでに、言語の扱いや、社会性、ストレスへの耐性や対処法など結構早期に身につける必要があることが分かります。
ただ臨界期を超えた発達障害の方は全く変化しないかと言われるとそういう意味ではないので、その点はご理解下さい。
あくまで、
「変容が難しくなるため、出来るだけ早期発見、早期関わりで改善するほうがいいですよ」
という意味です。
発達障害背景の適応障害、臨界期
厳密な意味では、発達障害に限らず、何かスキルを身につけるのに遅すぎることはありませんが、その場合は、先述した
・自覚
・素直さ
+
・適応へのニーズ
があって初めてうまくいく可能性が高まります。望ましいのは、中3くらいまでで、これらをお持ちであれば、改善は比較的早いです。理想では小学校の間(反抗期の前まで)に適切なSSTを入れることでしょうか。
どれか1つでも欠けていると、時間はかかるでしょう。正直私はどれか欠けていてうまく行ったお子さんを見たことはありません。
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発達障害の生き方快適サポート
臨床心理士・公認心理師 舩曳 泰孝(ふなびき たいこう)
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