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発達障害 衝動的な発言や行動コントロール

2018.01.31

発達障害を持つ方の、トラブルになる大きな原因として、ASDであっても、ADHDであっても、

 

【突発的に(衝動的に)発言や行動をしてしまう】

 

ということがあるようです。今回はその突発的に発言や行動をしてしまうことについてお伝えしたいと思います。

 

気質(または器質)が心をムズムズさせる

我々心理を専門とする場合、どんな方なのかを見分ける場合、上記のような構造で人を見立てて行きます。

 

まずは気質(生まれつき)または器質(脳内の変容)なのか、次は性格なのか、最後に環境要因なのかということです。

 

発達障害の衝動性はほとんどが気質(生まれつき)のものです。

 

小学生くらいまでは、どうしてもこの気質が心をムズムズさせるので、衝動的な発言や行動が多いままですが、ある訓練を受けることで、心のムズムズはそのままに、他の選択肢があることに気づいて行きます。

 

得か損か

何度も出てくる【得か損か】です。

 

発達障害の治療において、望ましい行動を身に着けてもらうためには必ずと言っていいほど使う手法で、<どちらが得か損か>を考えてもらいます(ちょっとしたテクニックを使うと、得か損かはすぐにご本人にご理解いただけます)。

 

選択肢1.心のムズムズがささやきかける衝動的な発言や行動

選択肢2.得か損かでちゃんと理解した上で分かる得な行動

 

これを選択出来るようになることが、発達障害の治療、特にコミュニケーションの治療ではとても有効です。

 

極端かもですが、これが出来るだけで、家庭ではしつけが楽になりますし、学校でも友人から浮かずに済むので、かなり発達障害の方の心の状態は落ち着きます。

 

まとめ

大事なことは、心のムズムズがささやく衝動的な選択肢以外にも選択肢があることを知り、それを選択していくことです。

 

その選択肢は、ご本人にとって【得】でなければなりません。

 

こういった得をしっかり学んで行くことを、生き方改革塾では、発達障害の治療の一環として行っています。

 

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