話しが脱線しがちなお子さんへの軌道修正方法

「そういえば実は他にも・・・」ということでご相談いただく内容で、多いのが発達障害児童への説明を聞いているときに脱線させられることが多いということです。

 

今回は脱線時の軌道修正方法についてお話したいと思います。

 

脱線を修正するのにエネルギーを必要とする

例えば、ASDでもADHDでもよくあるのですが、叱られている時に、保護者の言葉尻や言い回しを捉えて、非常にこだわってくる場合があります。

 

例えば、『普通は~~なのよ』、子ども「ねぇ、普通って何?普通じゃないといけない根拠を説明してよ」など、言葉の定義が気になるのかもしれませんが、いちいち言葉尻を捉えられてそれに応じていたら、とてもではないがエネルギーもたくさん必要ですし、何よりそんなことを言ってくるお子さんを避けたり、最悪嫌いになってしまう可能性をはらんでいます。

 

そのため、そういった脱線時への対応には以下の方法をお試し下さい。

 

脱線に応じないために大事なこと

基本的に子どもからの話の脱線は、

1.そのことがとても気になって仕方がない

2.それ以上追求されたくないので、脱線させて相手に話の主導権を握らせたくない

という大きく分けると2つの理由から成り立っています。

 

そのため、どちらが背景の脱線にしても反応することそのものがご褒美になってしまいます。つまり、『今はそういう話をしているんじゃないの』であったり、『あなたは口答えばかりして』と応じてしまうだけで、それは既に子どもからしたら、「しめしめ、やってやったぜ」と言うことになってしまいがちです。

 

では、反応しないで脱線へ上手に対応するためにはどうしたらいいのでしょうか?

視覚情報中心で説明を淡々と行う

私達がよく使う手ですが、基本的に叱るというスタンスではなく、気づかせるというスタンスで行います。

 

またその気づかせるスタンスも、『我々大人が困るから』ではなく、「その子が困っていることを解決するためのお手伝い」というスタンスで終始一貫しています。

 

もちろん親子なので感情的になることもあって然るべきだと思います。ですので、今回の方法も是非一度お使い下さい。

 

1.伝えるべき場は他に気が散るものがないところで

そもそも外や、ご家庭でも他に物が色々あるような場所で注意をすることは気が散る上に、脱線しやすい材料がたくさんあることになります。そのため、まずは集中出来るよう、他に何もない机の上であるよう心がけるようにしましょう。

 

2.用意すべきものは紙とペン

紙とペンのみで説明することが望ましいです。私の場合は臨床心理士という立場も使って行うために、パソコンを使ってということもありますが、基本的にパソコンも気が散る物の1つなので、その中の絵や情報を使う場合では、プリントアウトして使ってください。

 

紙とペンを使い、出来事(事実)、そこから起こった困ったこと、(書けるようなら)そうなった理由、今後の対策などを紙に書きながら説明をしていきます。

 

字が読めるお子さんであれば字でも結構ですし、絵の方が有効な場合もあります。それはお子さんの状態に合わせて使い分けて下さい。

 

3.脱線しても徹底的に無視をする

人は視覚に入ったものが優先するように出来ています。そのため、子どもからの脱線が始まったら、基本的には無反応になり、一旦間を空けてから、『でね、さっきの続きなんだけど』と紙に書いていくと、視線は紙に書いてある内容に自然と軌道修正されます。

 

脱線させられた場合でも、応じる必要は全くなく、徹底的に無視をして下さい。

 

そして『でね』と続けるわけです。

 

こうすることで、お子さんの脱線にいちいち付き合う必要はなくなります。

 

大事なことはお子さんが正しい知識を身につけることであり、あなたの言うことを素直に聞かせることではありません。

 

脱線しそうなときには準備不足(紙とペンではなく、口頭で説教を始めてしまった等)であることがほとんどです。

 

まずは、叱る場合でも準備が必要であり、紙に書いて視覚情報で伝えると、脱線した場合でもお互いに戻る情報は紙に書いてありますし、脱線に反応せず、紙に書いてある内容の続きを話しても別段不思議な感じはしないかと思います。

 

是非紙とペンを使い、上手に脱線には応じず、あなたの伝えたいことを伝えるようにしてあげてください。

 

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