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発達障害のコミュニケーション改善の基本的な考え方

2018.04.8

発達障害の改善と支援の生き方改革塾 臨床心理士の舩曳です。

 

発達障害の方の支援をする中で、「発達障害は脳の中枢神経系の機能不全による」という言葉はどこかで目にされたことがある言葉だと思います。

 

原因不明だが、一部回路が機能していない状態ということですね。

 

そんな中、やはり気になるのが、「この発達障害の状態は変化しないのか?治らないのか?」と聞かれた際、こういった説明をよくしているので、お話したいと思います。

 

脳の機能不全とは何か?

非常にシンプルに言うなら、本来繋がっているはずのところが、繋がっていない。あるいは、本来繋がってはいけないところが繋がっているということになります。

 

分かりにくいところもあると思うので、この図を見て下さい。

この図のように脳の中には、コミュニケーションに関するAとBという回路があるとします。

 

発達障害が全くない方は、このAとBが直結します。

発達障害を持っている方は、この回路が繋がっていません。

では、回路が繋がっていない状態(あくまで表現上、回路が繋がっていないと表現しています)であることが分かったら、どう対処したらいいのでしょうか?

 

他の経路を探す

例えば、今11時現在、大阪駅に居て、1時間後の12時までに、難波の高島屋に行かないと行けないとします。

普通に行けば、20~30分あれば大阪メトロの御堂筋線で余裕を持って行ける距離です。

 

しかし今日はマンが悪く、列車事故で御堂筋線は全線運転を中止しています。

 

そういう状況になったとき、みなさんならどういった対応をしますか?

 

「行かない?」「諦める?」「先方に列車都合で遅れそうな旨を伝える?」

 

色々な行動が考えられると思いますが、上記のように御堂筋線の復旧目処がいつになるか分からない状況であれば、JRで行く、東梅田まで歩いて谷町線に乗り、南森町で乗り換え、日本橋から歩くなど、

 

【他の経路を探す】

 

はずです。

 

はい、列車の事故による遅延と例を挙げましたが、発達障害の治療、改善にはこの考え方が必要です。

 

列車が今現在不通であることが分かった=診断で発達障害があり、脳に機能不全があることが分かった

原因は不明だが、そのルートでは予定時刻にたどり着けないことが分かっている=繋がっていない回路をどうこうするよりも迂回路がないか調べる必要がある。

実際に他のルートを選択して、動き始める=トライアンドエラー

 

通っていない回路を考えるよりは迂回路を考える

今の時代は便利なものでスマホが1つあれば、遅延があることも、場合によっては迂回路の提案もスマホ自体がしてくれます。

 

今回はコミュニケーションの困難さが、脳の機能不全になるなら、他の機能を使って、迂回路を作ればいい!と思いませんか?

 

無理に繋がっていない回路にこだわるよりは、多少時間はかかるかもしれませんが、早めに動き始める、予め困難に出会ったときにはこうするとルールを決めておき、ただその通りに動くだけで、発達障害の方の、突発的な自体が苦手というしんどさからは随分解消されることになります。

直接A→Bに行けないなら、A→C→D→E→Bにたどり着けさえすればいいのです。

そういう考え方のもとに作り出されたのが、

 

発達障害の改善と支援カリキュラム 生き方改革塾

 

です。

 

カリキュラムは今Webページに入れてもらっている最中ですが、カリキュラム自体は完成しているので、すぐにお渡しすることが可能です。

 

特にコミュニケーションの改善と、他では真似出来ない速読カリキュラムで本人の得意なことを伸ばしたり、自分の考え方を出来るようになるカリキュラムとなっています。

 

以前はまあまあな金額で販売させてもらっていたのですが、今回はかなり価格を抑えてご提供することが出来ました。

 

ただし人数制限を設けさせてもらっています。

こちらからご確認下さい。