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子どもの才能を伸ばそうと必死になっていませんか?

2018.04.20

発達障害の改善と支援 生き方改革塾臨床心理士の舩曳です。

 

こちらのカリキュラム内でもお伝えしていますが、発達障害のお子さんの生きやすさを考える上で、<みんなの平均値>を目指そうと、出来ないところを伸ばそうとするよりは、<自分にしか出来ないところ>を目指す方が楽なことは、親御さんには是非知っておいてもらたいたいことです。

 

今回は「じゃあうちの子の才能はどうやったら見つけられるんですか?」ということについて話したいと思います。

 

才能が芽生える環境

発達障害の有無に関わらず、全てのお子さんに言えることですが、

 

<興味を持ったこと>

 

から芽生えることが多いです。そのことがあまりにも好きすぎて夜も眠れない、そんな環境でこそ才能は芽生え、そして目覚めます。

 

そのため、親御さんの『これに目覚めて欲しい!』という思いだけで関わると、そのことにお子さんがなかなか興味を示さない、そんなことも起こりえます。

 

発達障害の方の才能が目覚めやすい方向性

とは言っても、お子さんがしたいことを与えてばかりいると、保護者としては受け入れ難い、ゲームや本人だけが理解出来るファンタジーの話しであったり、正直将来性に価値を見出しにくいものに夢中になったりします。

 

例えばその職業に就ければいいですが、鉄道に興味を持つ場合とかですね。

 

それまで周りとのコミュニケーションが苦手だったお子さんにとって、新しいコミュニティでも同じ興味を持つ人との出会いとしては、鉄道はありだと思いますが、これが職業であったり、何か価値を生み出すかと言うと保護者としては、『今だけ楽しければいいじゃない』と思えないところが、本音だと思います。

 

話を戻しますが、発達障害のお子さんの才能が目覚めやすい方向性とは、

 

<パターンが決まっているもの>

 

です。ゲームも自分だけのファンタジーも鉄道も、ある程度パターンが決まっているから、発達障害のお子さんにとっては面白いのです。

 

お子さんによっては、数学に興味があり、暇さえあれば問題を解いていき、数学オリンピックにまで至るようなお子さんも居られますね。

 

逆に

 

<臨機応変さ>

 

を要求されるものは苦手なわけです。そのため、もしその方向に進んで欲しいというものがあるなら、まずはその分野が<パターン化出来るものであるかどうか>をまずは考えて見て下さい。

 

特に、将棋や囲碁などは、手の先は無数に枝分かれしていますが、パターンが繰り返すものです。その先は数千、数万の手に分かれているとしても、瞬時にそのパターンの中から最善手を引き出せるのが、発達障害の一番の得意分野なのです。

 

将棋や囲碁だけに限らず、パターン化出来る、かつ生産性の高いものも世の中にはありますので是非見つけてみて下さい。

 

我が子の才能をどうやって開花させるか

一番はその領域に興味を持ってもらうこと。ただ、押し付けられるのは本来嫌いなのが発達障害の特徴です。

 

そのため、発達障害の治療と支援 生き方改革塾では、ご本人に選択の幅は与えつつも、保護者が『これに興味を持ってもらいたい』というものを、お子さんの環境の中に置くように進めています。

 

私ごとですが、私は本と、集中力トレーニングが身近にありました。

 

そこで速読やIQを高める訓練のようなもの(IQを高めるとは書けないので)を受けました。

 

結果本を読む速度は分厚いハードカバーの本なら3時間ほど、薄い文庫なら30分前後で読むことが出来るようになりました。

 

ちなみにこれは、同じことを発達障害の治療と支援 生き方改革塾のカリキュラム内で実践方法と一緒にご提供させてもらっています。

 

大事なことは、<これだけ!>という方法ではなく、いくつかこの分野で才能開花してくれたら嬉しいなと思いつつ、複数の選択肢を示すことです。

 

そうすることで、一旦は自分が興味を持ったものだからということで取り組むようになります。

 

またお子さんが興味を持ったことから始めてもいいと思います。

その場合でも、与える教材(本になることが多いと思います)をコントロールすることで、才能の方向はある程度コントロール出来るようになります。

 

もちろん伸び伸び子どもらしく、好きなものに興味を持ったものでという教育方針も素敵だと思います。

 

ただお子さんのしたいことだけが、その家族の幸せかというとそのあたりの判断は悩むところではないでしょうか?

 

そういった場合も入塾前相談でご相談いただけますので、詳しくはこちらをご覧下さい。